2023年度
【探究授業支援】大谷中学校 3年生 (神奈川県海老名市)
2023-12-20
11/28(火)に神奈川県海老名市立大谷中学校の3年生を対象とした探究型授業でSDGsを学んでみよう 環境:エネルギー編を実施しました!
【学校・対象学年】
神奈川県海老名市立大谷中学校 3年生
【探究テーマ】
2035年、自分たちが社会人になっていると想像して、どのような製品が開発されていたら便利だと思いますか?
【実施プログラム】
SDGsを学んでみよう 環境:エネルギー編
【日程】
11月28日(火) プログラムを実施 ”SDGsを学んでみよう 環境:エネルギー編”
11月28日~12月19日 先生主導での生徒たちの探究タイム
12月20日(水) 生徒たちの発表会
授業レクチャーの構成は以下の通りで進めました!
1.世界で起こっている主な社会問題について
2.SDGsが制定された経緯
3.エネルギー問題について
(エネルギーって何? 何が問題?など)
4.問題解決に向けた国内外の取り組みについて
5.リコーの取り組み
(Energy Harvesting:環境発電技術)
6.身近な環境発電(リコーの次世代太陽電池)について)
7.具体的な利用例(環境センサーを使った快適なオフィス等)
ほとんどの生徒たちが興味をもって聞いてくれました!
(アンケートで97%の生徒が、エネルギー問題の解決のために何ができるのかわかったと回答)
(アンケートで97%の生徒が、エネルギー問題の解決のために何ができるのかわかったと回答)
リコーの取り組みとして紹介した太陽電池については、紹介するだけではなく何か実験/体験を授業に取り込めないかと検討し、電気回路の実験に決定。
45分という時間制約があるため、あらかじめ電気回路を作っておき (ブレッドボードにジャンパーワイヤーや電力用抵抗器を差し込んでおく)、どこに発光ダイオード(LED)を差し込めば点灯するのか・・・という簡単で手短にできる内容に。
生徒たちは、あ~でもないこ~でもないなどみんなで話し合いながら、実験に取り組んでいました。
科学に興味がある生徒は、すぐに内容を理解して、いくつものLEDを点灯させ得意気な顔…(笑)
実験後は、太陽電池を使ってLEDを点灯させ、そこに懐中電灯を当てるとより明るく光る様子を確認してもらいました。
そして約1か月後の12/20には、生徒たちの発表会!
石油の代わりになる新素材”リグニン再生可能プラスチック”や”節電球くん”などユニークな製品名までつけて発表していたグループ、家庭向け小型風力発電装置や木質バイオマス発電機など考えた製品に対してそのメリットやデメリットを自分たちで分析して発表していたグループ、頭部に太陽光発電システムを付けたロボットや普段使われている発電方法の補助として音発電の利用、また学校の廊下を歩く際の踏んだ圧力を利用した廊下発電など、自由な発想で考えたアイディアがたくさん出てきました!
各自で調べたことに対して制約のない自由なアイディア出しや、発表資料の作成では理路整然とした発表内容であることはもちろん、効果音やクイズなどを入れ込んで聞いている人を飽きさせない工夫を凝らしていたなど、生徒たちがさまざまな観点から探究していたことがわかり、聞いていた私たちキャラバンメンバーも関心しきりのとても充実した発表会となりました!