2022年1月、リコー本社の道路を隔てて向かい側にある馬込第三小学校の６年生(3クラス約108名)を対象にした探究型授業に、”RICOH THETA”を使ったプログラムで協力させていただきました。

先生が設定された探究テーマは以下のとおりで、もうすぐ卒業する6年生に学校の想い出を360度カメラで撮影していただきました。

 

【探究テーマ】 

“馬三の想い出を残そう！”

　　　※今年の夏から数年間で、学校の校舎が順次建て替えられるとの事です。

旧校舎そのままの姿で卒業できるのは現在の６年生が最後で、校長先生も“変わりつつある姿を後世に残したい”と仰っているということから“馬三の思い出を残そう！”が撮影テーマとなりました。

 

 【実施内容】

１．1/14　

 ”360度カメラとあそぼう！"プログラムを対面で実施　

デジタルカメラの基本的な構造・重要な部品の役割について学習、カメラオブ・スキュラ(ピンホールカメラ)による不思議なレンズ体験を経てRICOH THETAがどのようなものか？ 何ができるのかを学んだあとTHETAの実物に触れてもらいます。

初めて360度カメラを見た児童の皆さんは興味津々で講師のレクチャーに真剣に耳をかたむけていました。

それから約2週間、生徒たちの探究・撮影タイムです。

4名/グループになって 6年間学んだ”想い出の場所”はどこかそれぞれ意見を出し合いながら、THETAを手に校内のいろいろなところで撮影し、発表する作品や資料、発表の仕方について探究していきます。

２．1/27

児童たちの発表会

児童たちの作品では、校舎屋上、校庭、校庭にあるジャングルジム、教室、保健室、体育館、プールなどそれぞれ思い入れのある場所でたくさん写真があり、中には戦隊ヒーローごっこを実演して動画撮影したグループや、屋上でボールでパス回ししながら撮影したグループ、意外な場所 (環状七号線に面している特徴的なイラストの描かれている外壁）を歩道橋の上から撮影したグループもありました。

それを効果音付でクラスのみんなで楽しめるようクイズ形式にしたりして、それぞれ個性あふれる着眼点で工夫を凝らした作品が発表され素晴らしい発表会となりました。

               

発表会にはキャラバン2名が参加し、発表に対する講評をさせていただきました